行政書士・司法書士・社労士など士業が実践したい内部リンク活用術|初心者向けSEO対策

初心者向け|内部リンク・外部リンク・被リンクの違い
まず最初に、SEO対策でよく出てくる「内部リンク」「外部リンク」「被リンク」の違いについて簡単に整理しておきます。

内部リンクとは
内部リンクとは、自社サイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。
例えば、「記事内から別の記事へリンクする」「お問い合わせページへ誘導する」などが代表例な活用方法です。
外部リンクとは
外部リンクとは、自社サイトから他社サイトへ向けて貼るリンクのことです。
例えば、士業のサイトの場合、自社サービスと関連する公的機関(国土交通省、厚生労働省、法務省、自治体サイトなど)へのリンクを設置することがあるかと思いますが、それがこの「外部リンク」に該当します。
被リンクとは
被リンクとは、他社サイトから自社サイトへ向けて貼られるリンクのことです。
SEO対策では昔から自社サイトの評価を上げる指標として重要視されてきた要素ですが、現在では「どのサイトからリンクされているか」という質も非常に重要になっています。
単純に数だけ増やせば良いという時代ではありません。
なお、ある程度アクセス数が増えてくると、「相互リンクを行い、お互いのSEO評価向上を目指しませんか」といった営業を受けることがあります。
実は最近、弊社ではこの手をお誘いを頻繁に受けています。
しかし、SEO目的だけの不自然な相互リンクはGoogleのガイドライン上不正と判断される可能性がありますので、こういったお誘いがきてもお断りしましょう。
内部リンクの効果
内部リンクには、SEO対策だけではなく、見込客の導線設計という意味でも大きな効果があります。
クローラーがサイトを巡回しやすくなる

Googleは、クローラーと呼ばれるプログラムを利用してWEBサイトを巡回しています。
内部リンクを適切に設置することで、クローラーが各ページへ移動しやすくなり、新しい記事や重要ページを発見しやすくなると言われています。
その結果、検索エンジン側がサイト構造を理解しやすくなることでSEO対策上有益に働きます。
ユーザーの利便性が向上する

訪問者にとっても、関連情報へ簡単にアクセスできる状態は非常に重要です。
例えば、
「建設業許可の記事を読んだ人に、経営事項審査関連の記事を案内する」
「相続の記事を読んだ人に、遺言書関連の記事を紹介する」
など、関連性の高い情報へ自然に移動できる状態を作ることで、訪問者の満足度が高まります。
滞在時間や回遊率の向上につながる

内部リンクが適切に設置されていると、訪問者が複数ページを閲覧しやすくなります。
実際、弊社でも過去に、公開している記事一覧をTOPページ及び各記事ページ下部(フッター上付近)へ大量に表示する仕様へ変更したところ、滞在時間が約3倍程度まで向上し、アクセス数も約4倍近くまで増加した経験があります。
この施策は、せっかく数多くの記事を作成したにもかかわらず、それらの記事が存在することを知ってもらえず、中々読んでもらえない方に特におすすめの手法です。
もちろん、全てのケースで同じ結果になるとは限りません。
しかし、訪問者が次々と別記事を閲覧する状態が作れると、サイト全体の回遊率が高まりやすくなるのは事実です。
近年のSEOでは、「訪問者に有益な情報を継続的に提供できているか」という点も重視されていると言われています。
そのため、内部リンクによって回遊性を高めることは、SEO対策上も非常に重要だと私は考えています。
初心者でもできる内部リンクの設置方法
内部リンクには様々な設置方法があります。
コンテンツ内にテキストリンクを設置する

最も基本的な方法です。
例えば、「こちらの記事でも詳しく解説しています」といった形で、文章中に自然にリンクを挿入します。
士業サイトでは、この方法が特に使いやすいと思います。
画像バナーを設置する

視覚的に目立たせたい場合は、画像バナーを活用する方法もあります。
例えば、「無料相談」などへの導線として活用しやすいです。
グローバルナビへ設置する

グローバルナビとは、パソコン表示であれば、主にサイト上部に表示されるメニュー部分です。
スマートフォン表示であれば、画面上の三本線(ハンバーガーメニュー)を押すことで表示される部分です。
この機能は訪問者が頻繁に利用するため、例えば士業の場合
・トップページ
・業務紹介
・料金案内
・代表者プロフィール
・会社概要・事務所概要
・実績・お客様のご感想
・コラム・関連記事・ブログ
・お問い合わせ
など、重要ページへの内部リンクを設置するケースが一般的です。
サイドバーへ設置する

WordPressテーマによっては、サイドバーに関連記事や人気記事を表示できます。
士業サイトでは、「人気記事」「よく読まれている解説」「無料説明会案内」などを表示するケースも多いです。
当社の場合、士業サイトを作成する際は、LP型サイトと総合案内型サイトでサイドバーの活用方法を変えています。
皆さんのサイトでも、目的にあわせてサイドバナーと内部リンクを上手に活用しましょう。
記事下へ設置する

記事の下に内部リンクが設置された記事やバナーを設置することは、個人的にかなり重要だと思っています。
なぜなら記事を最後まで読んだ人は、そのテーマへの関心度が高いケースが多いためです。
そのため、
・関連記事
・次に読んで欲しい記事
・問い合わせ導線
・無料説明会案内
などを設置すると回遊が発生しやすくなります。
フッターへ設置する

フッター部分にも内部リンクを設置できます。
例えば、フッター部分にサイトマップ、カテゴリー一覧、人気記事一覧などを表示している同業他社サイトは多いですから、印象の良い他社サイトがあれば、そのサイトはどのようにフッター部分を活用しているか確認し、良いものは自社サイトへ取り入れましょう。
【上級編】パンくずリストを設置する

パンくずリストとは、
TOPページ > SEO対策 > 内部リンク活用術
のように、現在地を表示する仕組みです。
訪問者がサイト構造を理解しやすくなるだけではなく、SEO上も有効と言われています。
現在のWordPressテーマでは標準搭載されているケースも多く、自動で設置される場合もあります。
そのため、テーマを選ぶ際は、このパンくずリストを自動設置する機能の有無を確認することをおすすめします。
なお、もし、既にテーマを購入してしまったけれども、このパンくずリスト生成機能がなかった場合は、生成するプラグインを導入する方法ありますのでご検討なさってはいかがでしょうか。
士業が内部リンクを設置する際の注意点

内部リンクは、単純に増やせば良いという訳ではありません。
重要なのは、「見込客にとって自然かどうか」です。
見込客の役に立つ形で設置する
内部リンクは、本来、訪問者の利便性向上のために存在するものです。
無理やりリンクを大量設置すると、逆に読みにくくなるケースがあります。
まずは、「このリンクは本当に役立つか?」を意識することが重要です。
関連性の高い記事同士をつなぐ
内部リンクは、関連性の高い記事同士をつなぐことで効果を発揮しやすくなります。
例えば、
・会社設立 → 資金調達
・建設業許可 → 経営事項審査
・相続 → 遺言書
など、自然な流れを意識すると良いと思います。
テキストだけでなく画像も活用する
人によって反応しやすい導線は異なります。
文章リンクをクリックする人もいれば、画像バナーに反応する人もいます。
そのため、両方を組み合わせることで回遊率が向上するケースがあります。
訪問者を自然に次の行動へ導く
内部リンクは、単なるSEO対策だけではありません。
本来は、「訪問者に次に何を見てもらうか」を設計するためのものです。
そのため、
・まず基礎知識を説明する
・次に具体例を見てもらう
・その後、料金やプロフィールを見てもらう
・最後に問い合わせへ進んでもらう
といった導線全体を意識した事前の販売戦略が重要になります。
運営上の注意点
士業サイトで設置すべき理想的な内部リンク数

内部リンク数については、Googleが「○本が最適」と明言している訳ではありません。
「絶対に5本」「10本まで」といった明確な正解はありません。
そのため、実務上は「見込客にとって自然な設置かどうか」で判断することになります。
なお、全く指標がないと初心者士業の先生方の場合、お困りになるかと思いますので、一般的な士業事務所のWEBサイトを想定した場合の私の感覚をご紹介します。
・記事本文内:2〜5本程度
・記事下関連記事:5〜20記事程度
・サイドバー:5〜10リンク程度
・フッター:5〜10リンク程度
もちろん、これはあくまで一般的な目安です。
Googleが推奨本数を公表している訳ではありませんので、最終的には「訪問者にとって自然かどうか」を基準に判断することが重要です。
リンク切れに注意する
内部リンク運営で注意したいのがリンク切れです。
リンク先ページが削除された場合などに、
「404 not found」
と表示されるケースがあります。
この状態が増えると、訪問者の利便性低下や離脱率の悪化につながります。
リンク切れ対策|Broken Link Checkerを活用する

弊社では、WordPressプラグインのBroken Link Checkerを利用してリンク切れ確認を行っています。
このプラグインにより、リンク切れを自動で調べ、定期的にお知らせしてくれます。
リンク切れは、運営期間が長くなるほど発生しやすくなります。
特に大量の記事を公開している場合は、こういったプラグインなど活用しながら定期的なチェックをおすすめします。
士業が問い合わせを増やすための内部リンク活用術

見込客は、サイトへ訪問しただけでは、基本的にはすぐ問い合わせを行いません。
実際には、「記事」「プロフィール」「実績」「SNS」「説明会」「動画」「口コミ」など、様々な情報に触れる中で、「この事務所なら相談しても大丈夫そうだ」と感じた時に初めて問い合わせへ進みます。
つまり、士業サイトでは、「どの順番で情報に触れてもらうか」が非常に重要になります。
例えば、
SEO記事
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関連記事
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無料説明会
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業務依頼
といった流れを設計することで、訪問者の不安感を少しずつ減らしていくことができます。
内部リンクは、その導線設計を実現するための非常に重要なツールです。
現在のWordPressテーマでは、関連記事ブロックや記事一覧ブロックなど様々な機能が用意されています。
そういった機能も活用しながら、訪問者が自然と回遊し、最終的に問い合わせへ進みやすいサイト構造を目指してみてはいかがでしょうか。
まとめ
内部リンクは、比較的初心者でも取り組みやすいSEO施策の一つです。
しかし、その本質は単なる検索順位対策ではありません。
見込客に必要な情報を適切な順番で届け、信頼を形成し、最終的に問い合わせへ導くための重要な仕組みです。
特に士業サイトでは、「どのページを、どの順番で見てもらうか」が集客成果に大きく影響します。
ぜひ、単なるリンク設置という視点ではなく、「見込客の行動導線を設計する」という視点で、自社サイトの内部リンクを見直してみてください。
本日の解説は以上です。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
























